『ぼくは愛を証明しようと思う。』書評!モテは誰でも作れる【ネタバレあり】

 

どうも、松永です。

 

ついに僕も日本で有名なナンパ本、恋愛工学を世に知らしめた書籍。

『ぼくは愛を証明しようと思う。』を読了しました。

 

今更感がありますが、やはり有名な本から学べることは大いにあるよね。と読んでみた次第です。

読んだ感じとしてはナンパ師からすると、「小説というよりもリアル体験談って感じだわ」と妙に納得しました。

主人公の葛藤や女性への気持ちなどは、僕自身も経験したことばかりでしたし。

特に最後なんて,,,

 

とネタバレは後半でやるので、ナンパ師である僕が「ぼくは愛を証明しようと思う。」を小説内では言及されてない部分も含めて解説していきます。

一度ぼく愛を読んだ人は自分なりの考えと照らし合わせて読んでいただければと思います。

目次

ぼく愛のあらすじ

話は非モテの青年が最愛の彼女に貢がされた挙句、他の男に寝取られる話から始まります。

冒頭からインパクト強めですよね笑

 

ただ現代社会の非モテ男性像が綺麗に映し出されてる感じです。

 

そんな彼女を失った渡辺君が、ある人に出会います。

それが恋愛工学をマスターした永沢さんです。(恋愛工学については別記事にて解説予定です。)

彼に出会い、ナンパや街コン、クラブなど女を手に入れるための手ほどきを受けて、渡辺君がナンパ師となり多くの女性を魅了します。

 

ですが、その後訪れる最大の試練によって彼は…と言った物語になります。

 

読後感としては、かなりスッキリしていますし小説としての完成度も高く、何より男性であれば引き込まれますよね。

「おれが知らないところでこんな世界があったのか」と。

 

非モテ街道まっしぐらな状態で読むと行動の後押しをしてくれる一冊になります。

 

ちなみに読んだ感想としては零時レイさんが書いた『究極の男磨き道』よりも『僕は愛を証明しようと思う。』の方が個人的には読みやすく好きでした。

参考:「究極の男磨き道 ナンパ」は全男が一読するべき内容だった【書評】

 

ここは評価が分かれる部分だと思いますが、どちらもナンパ本としては高評価なのでぜひ読み比べてみてください。

 

 

さて、次からは僕なりの視点で『僕は愛を証明しようと思う。』を解説していきます。

読む人によって受け取り方がガラッと変わる

何当たり前の事言ってんだと思うかもしれませんが、『ぼくは愛を証明しようと思う。』ではナンパをやった人間と非モテ状態の人では受け取る意味も、理解度も全く変わります。

 

僕も今までの経験があるからこそ、スラスラと「あ〜そうだよね〜。これはめっちゃ共感」と読み進めることができましたが、まだ経験してない人が読むと、「まあ面白いけどこれは嘘だろ〜」と思う部分が出てくるはずです。

 

ですが経験者から言わせてもらうと、この小説内で起こることはほぼリアルです。

女性を落とす過程や、主人公のチキンぶりなどはナンパをやれば必ず通る道と言っても過言ではないです。

 

ただ唯一違うなと思ったのは、ナンパを始めたときに渡辺君がすぐに声かけできたことですね。(ここは小説の手前、長引かせることができなかったのかなと)

僕のパターンであれば1週間街に出続けて、女性の後ろを付いてくだけで声をかけられなかったですし笑

 

そして何よりやれば分かりますが、普段歩いている街も「ナンパをするぞ」と思った瞬間ガラッと世界の見え方が変わります。

普段の通勤光景もアプローチの場になる。

 

目の前から歩いているJD、スタバの前でスマホをいじってるOL、タクシーから降りたばかりのキャバ嬢。

これから俺はそんな女性に話しかけるのかと思うだけで、途端に足がガクガクと震え出します。

 

これが最初にナンパをやる時に感じる壁ですね。

ここの壁が小説では割と簡単に取っ払えたので、そこだけリアル感が薄いなと感じました。

 

ちなみに読んだ方の中には速攻でナンパを始めたい!と思うかもしれませんが、最初のストナンで大ダメージを避けるためにも小説通りに街コンから行くのもオススメです。

参考:20代ナンパ師が街コンに参加した話。思ったよりも楽勝でした笑

 

上記記事では僕が街コンで行ったことが書いてあるのでもし街コンに行くのであれば参考にしてみてください。

ルーティンはそのまま女性に使える

作中にはルーティンと言い、女性に対する言葉や会話術が描かれています。

 

それらは小説内だけではなく、すぐに女性に対して使えるものばかりです。

例えば時間制限のタイムコンストレイントメソッド(名前が長いです笑)は女性を誘う時のテクニックであり、僕も無意識的に使っています。

例:じゃあ10分だけお茶飲もう。時間ないなら3秒で!

例:俺の予定が30秒後だから、そこのカフェでシュッと飲んでサクッと出よう!

などを使ってますね。

 

若干ネタ寄りにもなりますが、大抵の女性は笑いながら来てくれることが多いです。

他にもラポールの形成だったり、YESセット、ペーシングなど。

 

ただ作中に出てきたミラーリングは少しずつ慣れてから行うべきです。

慣れないうちにミラーリングを行うと、相手から見て真似しているのがバレバレになるためです。(僕も一度やったら普通にキレられたので笑)

女性を物扱いするな

『僕は愛を証明しようと思う。』では渡辺君が女性をモノ扱いしだした結果、急にスランプとなります。

その後女性を尊重したら再び上手くいきだしましたよね。

 

これは現実世界でも似たようなことが起こります。

目の前の女の子をモノ扱いして尊重することを忘れるとナンパ自体がつまらなくなり、ノルマのように抱いた女性の数を追うだけになってしまいます。

 

またこれからナンパを始めるのであれば、上手くいかない時には目の前の子を楽しませることだけは忘れずに思い出してください。

 

女性を大事にするための言葉で、僕も好きなものがあります。

「目の前に女の子がいれば、その子がブスだろうが美女だろうが、必ずその子の幸せを願う親がいる」

素晴らしい言葉だなと何度見ても思います。

その女の子が生まれた時に喜び大事に育てられて、大人の女性になって今あなたの目の前に彼女がいるんです。

 

容姿も重要なフィルターですので、どうでもいいとは言いません。

でもどんな女性にも良さはありますし、どんな女性にも大事に育ててくれた親がいます。

ここだけは忘れずに覚えておいてほしいです。

ナンパは孤独なもの

作中では永沢さんというメンターがいる状態で渡辺君が初ナンパを成功させています。

その後の渡辺君のナンパ風景は詳細に描かれていないですが、僕的には一番孤独を感じる場面と考えます。

 

普段誰かと一緒にやるナンパや街コンは非常に楽しいもの。

 

ワイワイ酒を飲みながら可愛い女の子に声をかけて「ダメだったわ〜」と笑いあったりと。

ですが上記の状況はナンパで失敗してもメンタルにダメージが少ない代わりに環境に依存してしまう弊害を産んでしまいます。

 

誰かと集まって酒を飲んでワチャワチャすれば、女性に声をかけることができますが、昼からカフェで女性に声をかけるなんて無理、、、というナンパ師もいましたし。

正直どんな女性をゲットしたいかにもよってきますが、基本的にナンパは真っ昼間の路上で1人で女性に声をかけられるべきです。

1人で出来れば地方に行ったら最高に楽しめる

 

1人でのナンパは辛いように感じますが、もちろんメリットもあります。

  • 場所や時間の制約を一切受けない。
  • 美女や綺麗な女性は大抵1人が多いので、アタックが可能。
  • カフェ連れ出しやカラオケなどがすぐに決まりやすい
  • 男性に遠慮して声をかけないことが無くなる。

 

また僕の考えとしては、ナンパをやる=常に孤独がつきまとう。と思ってます。

 

作中では、渡辺君が失業してしまったときに後輩の啓太君はあれほど一緒に街コンに行き慕っていたにも関わらず一切の連絡をしてないです。

他のナンパをする友人達とも連絡を取るほど仲良くもない。

現実世界でもナンパだけの繋がりでは関係が薄く脆く、すぐに消えやすいです。

 

そもそも友達にも紹介しづらいですよね。

俺のナンパ友達とか、俺の女遊びする時の同志なんて。

だから結局繋がりがナンパだけであれば自然に切れたり、何かあった時に繋がれるほど強くなれないんです。

 

もしナンパで知り合い、その後も繋がりたいと考えるのであればナンパ以外にも繋がる部分を持つことです。

作中でも渡辺君は永沢さんとは仕事関係の付き合いもあるので、その後の関係も続けることができています。

僕もナンパを通してビジネスを始めた友人とは3年以上経っても会ったりしてます

 

プロセスに重要なものがある

『僕は愛を証明しようと思う。』内で主人公の渡辺君は最終的にカフェの店員さんと付き合うことになりました。

 

序盤で会った段階で少なからず彼女からのアクションがあったのだから、そのまま恋愛工学なんて知らなくても付き合えたのではと思う部分もあります。

 

ですが、重要なのは結果ではなくプロセスです。

 

女性を知ってから付き合うのと、知らないで付き合うのでは全く意味合いが変わってきます。

 

作中でもある通り、数多くの女性と寝るうちに渡辺君も女性を理解していきます。

「女はそんなことじゃ喜ばない。」とか「女性ってこういうのが好きなんだよな」と。

 

さらに小説などでは描かれてないですが、渡辺君の見た目もナンパを始めてからより洗練されているはずです。

最終的にモデルと付き合うまでになっているので、見た目に関しても非モテ時代とは比べ物にならなくなっているでしょう。

 

そういった数々のプロセスを経験した後で、最初に出会ったカフェの店員さんの”良さがより深く理解”できるんです。

他愛ないことで笑える、趣味も思考も合う、体の相性も合う。

ただのスペックで物事を測るのではなく、最終的に本能レベルで愛し合うことを知ったということですね。

 

繰り返しますが、プロセスが重要なのは比較できる対象が増えることで、付き合った女性の良さが理解できることです。

 

酸っぱいぶどうにならずチャレンジした後に見る景色や女性はまた違って見えます。

船上パーティなども経験するとより視点も広がる

 

愛を証明した

作中では華々しく女性を扱っている永沢さんですが、最後には主人公に対して若干の寂しさを残しています。

恐らく遊ぶ友達が減ったことによる悲しさもありますが、
永沢さんも未だ手に入れてないものを渡辺君が手に入れたとも受け取れますね。

 

それは愛する人を見つけられたことです。

永沢さん自体はモデルの子と付き合ったり、バーに行けば好きな女とヤレてナンパではどんな女性でも抱ける。

 

ですが、結婚もしてないですし特定の付き合っている女性はいない。

『青い鳥症候群』のような状態にもなっているのかもしれません。

青い鳥症候群とは

モーリス・メーテルリンク作の童話「青い鳥」の中で「主人公のチルチルとミチルが幸せの象徴である青い鳥を探しに行くが、意外と幸せの青い鳥は身近にあることに気付かされる」ことから、「今よりもっといい人が現れる」「今よりもっといい仕事が見つかる」など現実を直視せず根拠の無い「青い鳥」を探し続ける人たちを指す通俗的な呼称である。

引用:wikipedia

 

ナンパをやってる中にも、青い鳥症候群の人は半数以上います。

 

最愛の彼女を探して始めたにもかかわらず、ずっと見つけることができない感じですね。

永沢さんも結婚願望はないと思いますが、愛する人を見つけたいと思う心はあるのでしょう。

結局ナンパをした先に行き着くところはどこなんでしょうか。

そして、何を目指したいのか。

 

人生の目的として考えたときに、それを突き詰めていって何が起こるのかを考えると進みたい道が見えてきます。

進んだ未来に残っているものは何があるか。

 

ナンパも女性を理解し、より素敵な人を見つけるために重要なプロセスだと思ってますし、必ずやった方がいいとも思っています。

その際に最終的なナンパのゴールを考えると、ナンパを通じて本当に望む結果が得られると考えています。

ぼく愛感想・書評

最後は少し重い話になってしまいましたが、全体を通して『ぼくは愛を証明しようと思う。』を読んでみるとやっぱり男ならワクワクしますね。

特に最初の街コンからストナン〜クラブの流れ。

 

僕はもう経験をしてしまっているので、最初のような高揚感やドキドキ感が薄れてしまっています。

ですが今現在非モテの人は、この過程を全て味わうことができるんです。

 

おっさんみたいな言い方ですが、ナンパを開始して最初に女性を抱いたりアポを組んだりした時の嬉しさなどを本気で喜べるのは最初の1回です。

僕からすると非常に羨ましいですし、その経験だけは日常では得られません。

 

最初は小さなアクションとしてナンパのハードルが高いと感じたら、街コンへ。

まだ見ぬ夢のような世界を求めるならばストリートナンパへ繰り出してみてください。

 

ちなみにnoteにてナンパの手法やノウハウを発信しているのでぜひ読んでください。

参考:ナンパ大全【あなたがすれ違った女性と”50分以内にセックス”を可能にするたった1つの戦略】

 

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

また会いましょう。

 

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